税理士法人大手前綜合事務所

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2016-10-11

ローカルベンチマークの活用

ローカルベンチマーク(通称:ロカベン)をご存知でしょうか?
ローカルベンチマークとは、経済産業省より、平成28年3月4日に公表された「企業の健康診断ツール」です。
企業経営者や金融機関・支援機関等が、企業の状態を把握し、双方が同じ目線で対話を行うための基本的な枠組みであり、事業性評価の「入口」として活用されることが期待されます。
具体的には、「参考ツール」を活用して、「財務情報」(6つの指標※1)と「非財務情報」(4つの視点※2)に関する各データを入力することにより、企業の経営状態を把握することで経営状態の変化に早めに気付き、早期の対話や支援につなげていくものです。

(※1)6つの指標;
①売上高増加率(売上持続性)、
②営業利益率(収益性)、
③労働生産性(生産性)、
④EBITDA有利子負債倍率(健全性)、
⑤営業運転資本回転期間(効率性)、
⑥自己資本比率(安全性)

(※2)4つの視点;
①経営者への着目、
②関係者への着目、
③事業への着目、
④内部管理体制への着目

ローカルベンチマークは財務指標では業種平均指標と自社との比較、非財務情報では、自社の事業内容の振り返りをすることができます。
これら財務・非財務の分析をすることが、自社の優れている点、劣っている点を把握するきっかけとなり、自社の課題への気づきや経営改善の意識向上につながると考えられます。
また、経営力向上計画を策定する際の経営分析への活用が推奨されています。
経済産業省のホームページより、ツール(エクセル)がダウンロードでき、入力も簡単にできますので、ぜひご活用いただければと思います。

参考:経済産業省ホームページ
http://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/
以上
※ 2016年9月30日作成
※ 作成日現在の法令にもとづき作成しています。